大分県のアメダス観測所

気象官署が1箇所(大分地方気象台)、航空気象観測所が1箇所(武蔵)あります。

実は九州最東端の地を抱えています。未だに、なぜ この漢字で「おおいた」と読むのか、良く分かりません。

訪問は、2013年から2014年にかけてです。


《地域気象観測所・地域雨量観測所》

— 国見アメダス —国見(くにみ)[北部]
国東市国見町中(くにさきし くにみまち なか)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
瀬戸内海に丸く突き出た国東半島の北の端の町です。対岸の山口県とは30kmほどの距離です。建物裏手に装置が設置してあります。すぐ隣が駐車場として使われているようです。
— 中津アメダス —中津(なかつ)[北部]
中津市大字是則(なかつし おおあざ これのり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
北の海岸沿いの一番西側の市で、福岡県との県境に近い所です。敷地の隅に観測所が設置されています。脇を走る県道は片側二車線で、さらに かなり幅の広い歩道が作ってあります。
大分県の天気予報では、北部の代表点として中津の気温予報が発表されています。
— 豊後高田アメダス —豊後高田(ぶんごたかだ)[北部]
豊後高田市呉崎(ぶんごたかだし くれさき)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
国東半島の西の入り口の街、とでも言えば良いでしょうか。観測所は桂川の河口付近に位置していて、目の前に広がる水辺は川か海か微妙な所です。歩道のすぐ脇で、「犬のフンは持ち帰ろう」の看板がフェンスに取り付けられたりしています。
— 耶馬渓アメダス —耶馬渓(やばけい)[北部]
中津市耶馬溪町大字大島(なかつし やばけいまち おおあざ おおしま)
観測要素:降水量
山国川(やまくにがわ)の作る渓谷が景勝地として知られていますが、どちらかと言うと、有名どころのものが少ない地区ではないかと思われます。建物の屋上に雨量計が確認できました。
— 院内アメダス —院内(いんない)[北部]
宇佐市院内町大副(うさし いんないまち おおそい)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
北部の海沿いに位置する宇佐市の中でも内陸の方の地区です。敷地の隅に露場が設けられていますが、風向風速計と日照計は切り離されて隣の建物の屋上に設置されています。
— 杵築アメダス —杵築(きつき)[中部]
杵築市大字本庄(きつきし おおあざ ほんじょう)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
国東半島の南半分を受け持つ市です。農地が広がる見通しの良い地区に観測所があります。脇のグラウンドと思われる土地は、使われているのかどうか判然としません。
— 玖珠アメダス —玖珠(くす)[西部 | 日田玖珠]
玖珠郡玖珠町大字帆足(くすぐん くすまち おおあざ ほあし)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県西部の内陸部の町で、少しだけ熊本県との県境にも接しています。観測所は丘の麓と言った感じの所に設けられていて、周辺は住宅も けっこう建ち並んでいる地区です。
— 湯布院アメダス —湯布院(ゆふいん)[中部]
由布市湯布院町川南(ゆふし ゆふいんちょう かわみなみ)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
由布岳を間近に眺める温泉の町です(町の名前は「湯布院」で、温泉の名前は「由布院」)。周囲を山に囲まれた盆地になっています。賑やかな地区からは離れた町外れの、農地が広がる地区に観測所があります。
— 佐賀関アメダス —佐賀関(さがのせき)[中部]
大分市大字佐賀関(おおいたし おおあざ さがのせき)
観測要素:降水量
豊後水道に向かって突き出た佐賀関半島の町です。20km向こうには四国の佐多岬半島が迫っています。建物裏手に小さくフェンスで囲って雨量計が設置されています。
— 椿ヶ鼻アメダス —椿ヶ鼻(つばきがはな)[西部 | 日田玖珠]
日田市前津江町大野(ひたし まえつえまち おおの)
観測要素:降水量
県西部の山中で、海抜840mの地点です。椿ヶ鼻は周辺の地区の名前のようですが、由来は良く分かりませんでした。
平成24年7月九州北部豪雨の際、雨量計設置場所の地盤が流失し、一時、仮設の装置での観測を余儀なくされました。その後、崖から少し離れた現在の場所に移設して本運用としたようです。
— 臼杵アメダス —臼杵(うすき)[中部]
臼杵市大字諏訪(うすきし おおあざ すわ)
観測要素:降水量
県庁所在地大分市の南に位置する市です。海に近い高台の地区に観測所が設けられています。海抜30mとのことです。2013年に現在地に移設された模様です。
— 犬飼アメダス —犬飼(いぬかい)[南部 | 豊後大野市]
豊後大野市犬飼町田原(ぶんごおおのし いぬかいまち たはら)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県南部の内陸の町です。町の中心部からは少し外れた、高台の地区に観測所があります。各種の建物や樹々のため、あまり見晴らしは利きません。
— 竹田アメダス —竹田(たけた)[南部 | 竹田市]
竹田市大字会々(たけたし おおあざ あいあい)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
熊本県と接する県西部の街で、すぐ西隣は阿蘇です。官公街・住宅街として整備された地区なのではないでしょうか。敷地の隅に観測所が設置してあります。周りより一段高い土地になっています。
— 佐伯アメダス —佐伯(さいき)[南部 | 佐伯市]
佐伯市(さいきし)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県の一番南の市であり、一番東の市でもあります。中心部にほど近い、川の中州のような地区に観測所があります。露場のシートが、フェンスで囲まれた領域の一部だけを覆う恰好になっています。
大分県の天気予報では、南部の代表点として佐伯の気温予報が発表されています。
— 宇目アメダス —宇目(うめ)[南部 | 佐伯市]
佐伯市宇目大字重岡(さいきし うめ おおあざ しげおか)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県南部の山間の町です。地名とは裏腹に、JR日豊本線の重岡駅からは、山一つ隔てた場所になります。高台の、住宅などが並ぶ地区に観測所があります。
— 蒲江アメダス —蒲江(かまえ)[南部 | 佐伯市]
佐伯市蒲江大字蒲江浦(さいきし かまえ おおあざ かまえうら)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県の一番南の海沿いの町です。蒲江湾に面した海岸近くに観測所が設けてあります。ここが九州最東端のアメダス観測所になります。なお、「蒲江」の読みのアクセントは、頭の「か」に置かれるみたいです。

《特別地域気象観測所》

— 日田特別地域気象観測所 —日田(ひた)[西部 | 日田玖珠]
日田市三本松(ひたし さんぼんまつ)
日田の市街地のど真ん中と言って良い場所です。風向風速計と日照計は何とか鉄塔で高さを稼いでいるのですが、地表の露場は住宅など建物に囲まれてしまっています。

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