気象官署が1箇所(鳥取地方気象台)、航空気象観測所が1箇所(湖山)あります。
訪問対象とした無人観測所は多くないのですが、海辺の大きな街を中心に道路網が作られているため、内陸の町同士を短距離で結ぶ道路が乏しく、移動に時間が掛かります。
訪問は、2011年から2014年にかけてです。
塩津(しおつ) | [中・西部 | 米子地区] | |
西伯郡大山町塩津(さいはくぐん だいせんちょう しおつ) | ||
観測要素:降水量,気温,風向・風速,日照時間 | ||
その名の通り、中国地方最高峰の大山を抱える町です。この観測所は、海辺の地区にあります。周辺は農地や住宅で、南方向が開けています。天気が良い日は、振り返ると大山の雄大な姿が望めます。 |
青谷(あおや) | [東部 | 鳥取地区] | |
鳥取市青谷町青谷(とっとりし あおやちょう あおや) | ||
観測要素:降水量,気温,風向・風速,日照時間 | ||
鳥取市西部の海岸沿いの地区の観測所です。町の中でも、少し高台になっているところに設置してあります。周辺は住宅街と言って良いところで、露場の周りは駐車場として使用されているようです。 |
岩井(いわい) | [東部 | 鳥取地区] | |
岩美郡岩美町大字宇治(いわみぐん いわみちょう おおあざ うじ) | ||
観測要素:降水量,気温,風向・風速,日照時間 | ||
県の一番北東に位置する町で、古くは岩井町だった地区です。現在の住所表記では岩井の隣になります。すっかり農地に囲まれていますが、実は国道9号線のすぐ脇にあります。敷地は かなり細長い長方形になっています。 |
倉吉(くらよし) | [中・西部 | 倉吉地区] | |
倉吉市大塚(くらよしし おおつか) | ||
観測要素:降水量,気温,風向・風速,日照時間,積雪深 | ||
倉吉の市街地からは少し外れた畑の一角に立っています。山陰両県の無人観測所で、海辺に近い地点で積雪を計測しているのは ここだけです(あとは内陸の地域や大山など、山がちのところばかり)。積雪は あまり深くならない地点と思われ、雨量計の高さの嵩上げも あまり されていません。 |
鹿野(しかの) | [東部 | 鳥取地区] | |
鳥取市鹿野町河内(とっとりし しかのちょう こうち) | ||
観測要素:降水量 | ||
鳥取市西部の山間の地区です。これから峠に向かって山に分け入って行くという感じの所です。雨量計の姿を辛うじて確認することができました。林がすぐ側まで迫る立地になっています。 |
大山(だいせん) | [中・西部 | 米子地区] | |
西伯郡大山町大山(さいはくぐん だいせんちょう だいせん) | ||
観測要素:降水量,積雪深 | ||
大山(1729m)の中腹に設けられた観測所です。ここの海抜は875mだそうです。使われているのか不明なコンクリート造の小屋があります。雪の影響でしょうか、敷地を囲う柵はガタガタになってしまっています(何故か、雨量計は柵の外)。 |
関金(せきがね) | [中・西部 | 倉吉地区] | |
倉吉市関金町大鳥居(くらよしし せきがねちょう おおどりい) | ||
観測要素:降水量 | ||
倉吉の市街地から内陸に入った温泉の町です。温泉街からは少し離れた所に観測所が設置されています。農場の片隅ですが、特に囲いや表示はありませんでした。すぐ側にビニールハウスが建っています。 |
佐治(さじ) | [東部 | 八頭地区] | |
鳥取市佐治町加瀬木(とっとりし さじちょう かせぎ) | ||
観測要素:降水量 | ||
鳥取市南部の山間の地区です。南北を山に挟まれた谷間の地形になっています。合併前の町の中心部の地区で、建物の屋上にどうにか雨量計を見ることができました。 |
若桜(わかさ) | [東部 | 八頭地区] | |
八頭郡若桜町大字浅井(やずぐん わかさちょう おおあざ あさい) | ||
観測要素:降水量 | ||
県の一番東側の町です。若桜鉄道若桜線(かつての国鉄若桜線)の終点の町でもあります。中心部から少し離れた場所に観測所が設置されています。畑の隅に雨量計が立っており、しっかり柵も設けられています。 |
江尾(えび) | [中・西部 | 日野地区] | |
日野郡江府町大字小江尾(ひのぐん こうふちょう おおあざ こえび) | ||
観測要素:降水量 | ||
県南西部の町で、岡山県と境を接しています。古くは江尾町(えびちょう)だった地区で、現在の住所表記では江尾の隣になっています。コンクリートの構造物の隅に、非常に窮屈そうに雨量計が設置されているのが見えました。 |
智頭(ちず) | [東部 | 八頭地区] | |
八頭郡智頭町大字南方沖代(やずぐん ちづちょう おおあざ みなみがた おきだい) | ||
観測要素:降水量,気温,風向・風速,日照時間,積雪深 | ||
県南東部の山間の宿場町です。町の中心部に近い所に観測所があります。周辺は主に農地ですが、北側に川が流れ、東側に住宅の建物が建ち、南側には樹木が見られます。 |
茶屋(ちゃや) | [中・西部 | 日野地区] | |
日野郡日南町茶屋(ひのぐん にちなんちょう ちゃや) | ||
観測要素:降水量,気温,風向・風速,日照時間 | ||
県の一番西側の町で、島根県と境を接しています。町の中心部からは山を一つ二つ隔てた地区に観測所が設置されています。西側に林が迫っており、時間帯によって露場が影になるようです。 |
境(さかい) | [中・西部 | 米子地区] | |
境港市東本町(さかいみなとし ひがしほんちょう) | ||
境測候所が開設されたのは1883年(明治16年)で、鳥取地方気象台の実に59年前です。1898年に現在地に移転し、2003年に無人化されました。開設当時は、町の名前が「境町」でした(境港町となったのが1954年。その2年後に市に移行)。周辺は住宅街になっており、敷地は広く取られているものの、建物が目立ちます。
特別地域気象観測所のある地点ですが、米子からの距離が近いためか、気温予報が発表されません。 |
米子(よなご) | [中・西部 | 米子地区] | |
米子市博労町(よなごし ばくろうまち) | ||
境測候所に遅れること56年、米子に測候所が開設されました。無人化されたのは2008年です。中心市街地の一角と言って良いと思います。露場の周辺が空き地になっていましたが、何かが建設されそうな雰囲気がしました。 |
防災気象情報 > アメダス|鳥取県(気象庁)
鳥取県内の気象観測所(鳥取地方気象台)
アメダス統計 - 鳥取(デジタル台風 - 国立情報学研究所)
このページは、個人の趣味により書かれています。公的機関とは一切関係ありません。アメダスに関する詳しい情報は気象庁のサイトをご覧ください。
写真が小さい・地図が無い・緯度経度が無い・設置場所の説明が大まかすぎる、など、多分に不親切なページですが、意図的に そうしています。特に設置場所については、個別のご質問にもお答えできません。もし、記載内容や写真から推測できたとしても、場所を提供している関係者の方に直接お問い合わせすることはおやめください。気象庁ウェブサイトのFAQも併せてお読みください。
アメダスの観測機器は、気象に関する情報を実地に収集する大切な装置です。悪戯などは絶対にしないでください(法律にも禁止規定があります)。
- 気象業務法 第三十七条
- 何人も、正当な理由がないのに、気象庁若しくは第六条第一項若しくは第二項の規定により技術上の基準に従つてしなければならない気象の観測を行う者が屋外に設置する気象測器又は気象、地象(地震にあつては、地震動に限る。)、津波、高潮、波浪若しくは洪水についての警報の標識を壊し、移し、その他これらの気象測器又は標識の効用を害する行為をしてはならない。
- 第四十四条
- 第三十七条の規定に違反した者は、三年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。