気象官署が1箇所(岡山地方気象台)、航空気象観測所が1箇所(日応寺[にちおうじ])あります。
観測所の設置場所が、他の県に比べてバラエティに富んでいるような気がします。
訪問は、2012年から2013年にかけてです。
上長田(かみながた) | [北部 | 真庭地域] | |
真庭市蒜山上長田(まにわし ひるぜん かみながた) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深 | ||
県北の蒜山高原と呼ばれている一帯になります。道端の緑地帯の様な所に観測所があります。日常的に駐車場として使われている場所のようで、見に行ったときも周りに車両が 沢山 停めてありました。 |
恩原(おんばら) | [北部 | 津山地域] | |
苫田郡鏡野町上齋原(とまたぐん かがみのちょう かみさいばら) | ||
観測要素:降水量 | ||
こちらも県北の、恩原高原と呼ばれている一帯です。恩原ダムの作る恩原湖が近くにあります。かなり高い柱の上に雨量計が載っています。すぐ隣に気象庁でない機関が設置した雨量計がありました。 |
千屋(ちや) | [北部 | 新見地域] | |
新見市千屋(にいみし ちや) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深 | ||
県北西部で鳥取県との県境に近い所で、高梁川の上流の町です。高台に登った所に観測所があります。周辺には人家がほとんど見当たりません。露場には人工芝と思われるシートが敷いてあります。 |
富(とみ) | [北部 | 津山地域] | |
苫田郡鏡野町富西谷(とまたぐん かがみのちょう とみ にしだに) | ||
観測要素:降水量 | ||
県北部の町です。余川という小さな川の畔にある地区で、周囲は山に囲まれています。2005年に大空山(おおそらやま)から移設されてきたようです。北側に住宅が建つ立地です。 |
奈義(なぎ) | [北部 | 勝英地域] | |
勝田郡奈義町荒内西(かつたぐん なぎちょう あらうちにし) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
県北東部で鳥取県との県境に接している町です。平野部の池の畔に観測所があります。周辺は農地などが広がり見通しの良い場所ですが、近くに樹が生えています。 |
今岡(いまおか) | [北部 | 勝英地域] | |
美作市今岡(みまさかし いまおか) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深 | ||
県西部の美作市の中でも西の方の地区で、兵庫県との県境にほど近い所です。広々とした敷地の一角に観測所が設けられています。何度か移転を繰り返して今の場所に落ち着いたようです。付近は宮本武蔵生誕の地という伝承があり、その名も「宮本武蔵駅」という智頭急行の駅があったりします。 |
久世(くせ) | [北部 | 真庭地域] | |
真庭市中島(まにわし なかじま) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
県北部の市で、旧・真庭郡久世町(まにわぐん くせちょう)だった地区です。旭川の畔、堤防のすぐ近くに観測所があります。周辺は建物も少なく、比較的見通しは良い場所です。2009年に現在地に移設されてきたようです。 |
新見(にいみ) | [北部 | 新見地域] | |
新見市足見(にいみし たるみ) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
県西部の内陸の市です。市役所などがある市の中心部からは外れた所で、標高の高い地区に観測所があります(海抜393m)。周辺は農地が広がり、見通しが良くなっています。 |
下呰部(しもあざえ) | [北部 | 真庭地域] | |
真庭市下呰部(まにわし しもあざえ) | ||
観測要素:降水量 | ||
上の新見から少し東へ行ったところにある町です。周辺は住宅や農地ですが、建物が並んでいてあまり見通しは良くありません。草木に隠れるように雨量計が設置されているのが見えました。 |
旭西(あさひにし) | [北部 | 津山地域] | |
久米郡美咲町西(くめぐん みさきちょう にし) | ||
観測要素:降水量 | ||
旧・旭町(あさひちょう)だった地区で、旧町名と現在も引き続き使われている地名を組み合わせた観測所名になっています。高台に観測所があります。2010年に天子山(あまごやま)から移設されてきたようです。周辺は草木が生い茂る環境になっています。 |
赤磐(あかいわ) | [南部 | 東備地域] | |
赤磐市黒本(あかいわし くろもと) | ||
観測要素:降水量 | ||
県東部の内陸の市です。合併前は赤磐郡吉井町(あかいわぐん よしいちょう)だった地区で、現在の市役所がある地区からは離れています。2007年までは観測所名が周匝(すさい)で、昔の周匝村(すさいそん)に当たる地区にありましたが、現在は昔の山方村(やまがたそん)に当たる地区に移っている、という経緯を持つ観測所です。 |
陣山(じんやま) | [南部 | 高梁地域] | |
高梁市松原町松岡(たかはしし まつばらちょう まつおか) | ||
観測要素:降水量 | ||
高梁市の中心部から山の方へ登って行った地区です。陣山(598.7m)の中腹と言って良いと思います(観測所の海抜は529m)。藪の中にフェンスで囲まれた設備が見えましたが、正直な所、雨量計の姿は樹木に隠れて良く見えませんでした。 |
吉備中央(きびちゅうおう) | [南部 | 岡山地域] | |
加賀郡吉備中央町北(かがぐん きびちゅうおうちょう きた) | ||
観測要素:降水量 | ||
町の名前は、古代の吉備の国の真ん中辺り、という意味でしょうか。備中と備前の町同士が合併して出来たため、折衷した名前なのかもしれません。2005年に大平山(おおひらやま)から移設されてきたようです。 |
福渡(ふくわたり) | [南部 | 岡山地域] | |
岡山市北区建部町福渡(おかやまし きたく たけべちょう ふくわたり) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
合併で岡山市となりましたが、中心街と違って山に囲まれた のどかな町です。その町の一角に観測所があります。駐車場として使われている敷地の隅ですが、東側には農地が広がっています。 |
和気(わけ) | [南部 | 東備地域] | |
和気郡和気町吉田(わけぐん わけちょう よしだ) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
県南西部の町です。中心部からは少し外れた地区に観測所が設置されています。畑の隅に遠慮がちに装置があって、フェンスで囲ってある敷地が他の観測所に比べて かなり狭いです。 |
高梁(たかはし) | [南部 | 高梁地域] | |
高梁市落合町近似(たかはしし おちあいちょう ちかのり) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
備中松山城の城下町、高梁です。ただし、城趾や駅や市役所がある地区の高梁川を挟んだ対岸の地区になります。川の畔と言って良い場所に観測所が設置してあります。周辺には若干樹木が見られます。 |
佐屋(さや) | [南部 | 井笠地域] | |
井原市芳井町佐屋(いばらし よしいちょう さや) | ||
観測要素:降水量 | ||
県南西部で広島県との県境に接する市です。市の中心部からは かなり山の中に入って行った地区になります。雪を考慮してか、細い柱で少しだけ地面から嵩上げしてあります。 |
矢掛(やかげ) | [南部 | 井笠地域] | |
小田郡矢掛町東三成(おだぐん やかげちょう ひがしみなり) | ||
観測要素:降水量 | ||
旧山陽道の宿場町として栄えた町で、現在も趣のある町並みが残っています。ただし、観測所は中心部から外れた地区になります。ここは雪の心配が無いためか、ほぼ地面の高さに雨量計が置いてあります。 |
虫明(むしあげ) | [南部 | 岡山地域] | |
瀬戸内市邑久町虫明(せとうちし おくちょう むしあげ) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
県南西部の瀬戸内海に面した漁港の町です。観測所近辺から海は見えません。住宅などが建ち並ぶ地区に観測所があり、周囲は樹木や建物に囲まれていて、あまり見通しが良くありません。 |
倉敷(くらしき) | [南部 | 倉敷地域] | |
倉敷市中央(くらしきし ちゅうおう) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
町並みの景観が有名な倉敷の中心部に近い所になります。街のど真ん中に こんな広々とした敷地があるとは、ちょっとした驚きです。周りは農場になっていて、アメダスのものとは違う気象観測の測器も見られます。 |
笠岡(かさおか) | [南部 | 井笠地域] | |
笠岡市カブト東町(かさおかし かぶとひがしまち) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
県南西部の瀬戸内海に面した市です。観測所の設置されている場所は、海沿いの干拓地です。写真の奥の方に見える山は、かつては海に浮かぶ島だったようです。上の方で紹介した赤磐の観測所と同様の、説明を書いた看板も設置されていました。 |
玉野(たまの) | [南部 | 岡山地域] | |
玉野市宇野(たまのし うの) | ||
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間 | ||
四国に渡る瀬戸大橋が まだ架かっていなかった時代を知っている方には、宇野港と言った方が通りが良いかもしれません。海のすぐ近くで、間近に船が係留されています。露場はシートでなく綺麗に手入れされた草地になっており、隣に見える建物も気象庁の設備です。 |
津山(つやま) | [北部 | 津山地域] | |
津山市林田(つやまし はいだ) | ||
津山の市街地を見下ろす小高い山の上に観測所があります(海抜146m)。旧測候所の建物を撤去した跡と思われる、アスファルト敷の空間が広がっています。周辺は、林や農地が取り囲む環境ですが、見通しは良く、風がそのまま吹き抜けている感じです。 |
防災気象情報 > アメダス|岡山県(気象庁)
岡山県内のアメダス(岡山地方気象台)
アメダス統計 - 岡山(デジタル台風 - 国立情報学研究所)
岡山県のアメダス観測所見学ツアーand天体写真(O.S | geocities)
このページは、個人の趣味により書かれています。公的機関とは一切関係ありません。アメダスに関する詳しい情報は気象庁のサイトをご覧ください。
写真が小さい・地図が無い・緯度経度が無い・設置場所の説明が大まかすぎる、など、多分に不親切なページですが、意図的に そうしています。特に設置場所については、個別のご質問にもお答えできません。もし、記載内容や写真から推測できたとしても、場所を提供している関係者の方に直接お問い合わせすることはおやめください。気象庁ウェブサイトのFAQも併せてお読みください。
アメダスの観測機器は、気象に関する情報を実地に収集する大切な装置です。悪戯などは絶対にしないでください(法律にも禁止規定があります)。
- 気象業務法 第三十七条
- 何人も、正当な理由がないのに、気象庁若しくは第六条第一項若しくは第二項の規定により技術上の基準に従つてしなければならない気象の観測を行う者が屋外に設置する気象測器又は気象、地象(地震にあつては、地震動に限る。)、津波、高潮、波浪若しくは洪水についての警報の標識を壊し、移し、その他これらの気象測器又は標識の効用を害する行為をしてはならない。
- 第四十四条
- 第三十七条の規定に違反した者は、三年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。