岩手県のアメダス観測所

気象官署が1箇所(盛岡地方気象台)、航空気象観測所が1箇所(花巻)あります。

北海道に次いで面積の広い県として知られていますが、そのぶん観測所の数も多く、訪問対象とした無人の観測所だけで48箇所あります。北海道を除くと最多です。

訪問は、2012年から2015年にかけてです。


《地域気象観測所・地域雨量観測所》

— 種市アメダス —種市(たねいち)[沿岸北部 | 久慈地域]
九戸郡洋野町種市第21地割(くのへぐん ひろのちょう たねいち だいにじゅういちちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県の一番北側の町の、海岸沿いの地区です。海から少し高台へ登って行ったところに観測所があります(海抜70mとのことです)。運動場の脇の住宅団地のような場所に立っています。
— 軽米アメダス —軽米(かるまい)[内陸 | 二戸地域]
九戸郡軽米町大字軽米第3地割(くのへぐん かるまいまち おおあざ かるまい だいさんちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県北部の内陸の町で、青森県と境を接しています。町の中心部に近い所に観測所が設けられています。設置場所の敷地は、訪問時は工事現場のようになっていました。その後、周辺に何か建てられたりしていなければ良いのですが。
— 二戸アメダス —二戸(にのへ)[内陸 | 二戸地域]
二戸市堀野字馬場(にのへし ほりの あざ ばば)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
県内の市の中では一番北に位置し、青森との県境も有しています。市街地の一角ですが、周辺にはある程度の空間が確保されています。露場を囲むフェンスがかなり厳重で、鉄条網まで付いていました。
岩手県の天気予報では、内陸の代表点として盛岡・一関と併せて二戸の気温予報が発表されています。
— 大野アメダス —大野(おおの)[沿岸北部 | 久慈地域]
九戸郡洋野町大野(くのへぐん ひろのちょう おおの)
観測要素:降水量
町の内陸の方の地区で、合併前は九戸郡大野村(くのへぐん おおのむら)だった所になります。緑の多い地区に雨量計があります。すぐ側には、住宅と思われる建物が建っています。
— 山形アメダス —山形(やまがた)[沿岸北部 | 久慈地域]
久慈市山形町川井第8地割(くじし やまがたちょう かわい だいはちちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県北東部の市の内陸の地区です。2008年に現在地に移設されました。露場周辺は草地になっていますが、用途は駐車場です。隣より一段高い土地で、北方向の見通しが良くなっています。
— 久慈アメダス —久慈(くじ)[沿岸北部 | 久慈地域]
久慈市小久慈町第24地割(くじし こくじちょう だいにじゅうよんちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
沿岸北部の中心都市と言って良いのではと思います。市の中心部からは外れた、周辺に農地が多くなっている地区に観測所があります。すぐ傍を小さな川が流れています。2013年に写真の場所へ移転してきました。
— 久慈アメダス(旧) —久慈市川崎町(くじし かわさきちょう)
移転前の観測所は、市役所の敷地内にありました。周辺が駐車場になっており、建物や並木も多く、あまり見通しも良くない場所でした。道路を一本隔てて、川が流れています。
— 荒屋アメダス —荒屋(あらや)[内陸 | 盛岡地域]
八幡平市叺田(はちまんたいし かますだ)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県北西部の市で、古くは荒屋村(あらやむら)と言っていた地区に当たり、平成の大合併直前は岩手郡安代町(いわてぐん あしろちょう)の中でした。現在の住所表記では、荒屋新町(あらやしんまち)の隣になります。南方向に農地が広がっています。
— 奥中山アメダス —奥中山(おくなかやま)[内陸 | 二戸地域]
二戸郡一戸町奥中山字西田子(にのへぐん いちのへまち おくなかやま あざ にしたこ)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
県北部の町です。山に囲まれた恰好になっている なだらかな地形の地区です。周辺は農業・畜産関係の設備が並んでおり、気象庁のものではない気象観測装置も見られます。
— 葛巻アメダス —葛巻(くずまき)[内陸 | 盛岡地域]
岩手郡葛巻町葛巻第16地割(いわてぐん くずまきまち くずまき だいじゅうろくちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
県北部の町の中心部と言って良い地区です。山深い町で、観測所も谷間のような地形の所にあります。露場の北側はアスファルト舗装で、川が流れる南側に背の低い土手が造られています。
— 下戸鎖アメダス —下戸鎖(しもとくさり)[沿岸北部 | 久慈地域]
久慈市山根町下戸鎖第5地割(くじし やまねちょう しもとくさり だいごちわり)
観測要素:降水量
海岸から少し離れた山の中の地区です。集落の一角に観測所があります。周辺は草地になっています。写真右側に見える看板は、冬は雪に埋もれてしまうのではないでしょうか。
— 普代アメダス —普代(ふだい)[沿岸北部 | 久慈地域]
下閉伊郡普代村第13地割字普代(しもへいぐん ふだいむら だいじゅうさんちわり あざ ふだい)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
北東部の海岸沿いの村です。海岸から少し離れた村の中心部の地区に観測所があります。露場は余裕を持った広さです。周辺は基本的に草地や並木ですが、ちらほらと住宅も見られます。
— 岩手松尾アメダス —岩手松尾(いわてまつお)[内陸 | 盛岡地域]
八幡平市野駄第19地割(はちまんたいし のだ だいじゅうきゅうちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
県北西部の市の中で、旧・岩手郡松尾村だった地区です。県名(もしくは郡名)と旧村名を組み合わせた観測所名になっています。周辺は、住宅などの建物が多くあります。
— 一方井アメダス —一方井(いっかたい)[内陸 | 盛岡地域]
岩手郡岩手町大字一方井第15地割(いわてぐん いわてまち おおあざ いっかたい だいじゅうごちわり)
観測要素:降水量
盛岡市の北に位置する町です。町役場や鉄道の駅があるところからは少し外れた地区に、観測所が設けられています。観測網強化のため、2014年に新設された雨量観測所です。
— 好摩アメダス —好摩(こうま)[内陸 | 盛岡地域]
盛岡市玉山区好摩字芋田向(もりおかし たまやまく こうま あざ いもだむかい)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
盛岡市北部の地区で、古くは好摩村と呼ばれたところであり、平成の大合併の直前は岩手郡玉山村(たまやまむら)の中でした。南側に農地が広がっています。
— 岩泉アメダス —岩泉(いわいずみ)[沿岸北部 | 宮古地域]
下閉伊郡岩泉町岩泉字中家(しもへいぐん いわいずみちょう いわいずみ あざ なかや)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
県北東部の町です。町としては海にも面しているのですが、この観測所は内陸の中心部にあります。周りに比べると高くなっている土地です。周辺は建物も多く、あまり見晴らしは利きません。
— 小本アメダス —小本(おもと)[沿岸北部 | 宮古地域]
下閉伊郡岩泉町小本字下中野(しもへいぐん いわいずみちょう おもと あざ しもなかの)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
こちらの観測所が、町の海沿いの地区にあります。ただし、観測所から海は見えません。住宅などが建て込んでいる所で、観測所の周りは何かの資機材置き場として使われているようでした。2013年に写真の場所へ移設されてきたものです。
— 小本アメダス(旧) —下閉伊郡岩泉町中島字長内(しもへいぐん いわいずみちょう なかしま あざ おさない)
移設前の観測所があったのはこんな所で、住所表記の小本からは外れた場所でした。特に邪魔になる物など無さそうだったのですが、どうやら大々的に一帯の土地の整備工事をすることになった模様で、それにより移転を余儀なくされたものと見えます。
— 葛根田アメダス —葛根田(かっこんだ)[内陸 | 盛岡地域]
岩手郡雫石町西根上篠崎(いわてぐん しずくいしちょう にしね かみしのざき)
観測要素:降水量
県西部の町の北部の地区になります。住所表記としての葛根田からは外れているのですが、どうやら観測所周辺の葛根田川の流域が広く「葛根田」と呼ばれているようです。生け垣の向こうに ちらりと雨量計が確認できました。
— 滝沢アメダス —滝沢(たきざわ)[内陸 | 盛岡地域]
滝沢市湯舟沢(たきざわし ゆぶねざわ)
観測要素:降水量
盛岡市の北西側に位置する街です。訪問した翌年の2014年1月1日に滝沢村が市制施行され、市に昇格しました。見に行った時は、脇に何やら幟が立ててありました。
— 薮川アメダス —薮川(やぶかわ)[内陸 | 盛岡地域]
盛岡市玉山区薮川字外山(もりおかし たまやまく やぶかわ あざ そとやま)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
市東部の山間の地区で、海抜680mの地点です。周辺は草地や林に囲まれていますが、北側には建物もあります。市内でも夏の涼しさや冬の寒さが際立つ所です。
— 雫石アメダス —雫石(しずくいし)[内陸 | 盛岡地域]
岩手郡雫石町千刈田(いわてぐん しずくいしちょう せんがりた)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
町の中心部の地区です。山沿いからは外れた、平坦な土地が続いている辺りになります。南側は建物がありますが、北側は農地や草地があって開けています。露場は ほぼ三角形になっています。
— 区界アメダス —区界(くざかい)[沿岸北部 | 宮古地域]
宮古市区界第2地割(みやこし くざかい だいにちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
宮古市の一番西、盛岡市との市境に近い地区になります。海抜760mの高原地帯です。南から西側に小さな林があり、東から北側は農地になっています。光電式の積雪計が採用されています。
— 刈屋アメダス —刈屋(かりや)[沿岸北部 | 宮古地域]
宮古市刈屋第15地割(みやこし かりや だいじゅうごちわり)
観測要素:降水量
市内陸部の山間の地区です。刈屋川の作る谷間に町が広がり、観測所は山に少し入った高台にあります。2011年6月14日に観測開始した臨時観測所ですが、宮崎県や鹿児島県で見たものより設置方法がしっかりしています。
— 紫波アメダス —紫波(しわ)[内陸 | 盛岡地域]
紫波郡紫波町稲藤字七郷(しわぐん しわちょう いなふじ あざ しちごう)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県中部の町です。町のちょうど真ん中辺りで、平野が広がる地区です。2008年に写真の場所へ移設されました。観測所は農地に囲まれており、どちらの方向も見通しの良い場所です。
— 川井アメダス —川井(かわい)[沿岸北部 | 宮古地域]
宮古市川井第5地割(みやこし かわい だいごちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
市の内陸部の山間の地区で、閉伊川の畔にある町です。鉄条網付きのフェンスで露場が囲まれています。すぐ北側に樹が生えており、あまり見通しが利きません。
— 沢内アメダス —沢内(さわうち)[内陸 | 花北地域]
和賀郡西和賀町沢内字川舟34地割(わがぐん にしわがまち さわうち あざ かわふね さんじゅうよんちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県南西部の秋田県と境を接する町で、旧・沢内村(さわうちむら)だった地区になります。特別豪雪地帯だけあり、雨量計の嵩上げも高く、温度計も3.5mの高さに設置されています。多くは申しませんが、観測所が完全に生活用具の一部に溶け込んでしまっています。
— 豊沢アメダス —豊沢(とよさわ)[内陸 | 花北地域]
花巻市豊沢豊沢(はなまきし とよさわ とよさわ)
観測要素:降水量
市西部の山間の地区で、豊沢ダムが造る豊沢湖の畔に観測所があります。敷地内に別の気象観測設備が併設されているのですが、同じ場所に違う機関が設置した雨量計が4つもあるのは、あまりと言えばあまりだと思います。
— 大迫アメダス —大迫(おおはさま)[内陸 | 花北地域]
花巻市大迫町大迫第13地割(はなまきし おおはさままち おおはさま だいじゅうさんちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
市東部の町で、緑地公園のような所に観測所があります。2008年に写真の場所へ移設されました。周辺は町の中心街で建物が多くなっています。すぐ隣に気象庁のものでない積雪計があります。
— 附馬牛アメダス —附馬牛(つきもうし)[内陸 | 遠野地域]
遠野市附馬牛町上附馬牛17地割(とおのし つきもうしちょう かみつきもうし じゅうななちわり)
観測要素:降水量
市北部の山間の地区で、海抜440mの地点です。周辺は農地や住宅などです。雨量計の嵩上げの高さから見て、冬の積雪はそれほど多くないものと思われます。
— 大槌アメダス —大槌(おおつち)[沿岸南部 | 釜石地域]
上閉伊郡大槌町金澤第29地割(かみへいぐん おおつちちょう かねざわ だいにじゅうきゅうちわり)
観測要素:降水量
県西部の海沿いの町です。ただし、観測所は大槌川を遡って行った内陸の地区にあります。2000年に観測開始した雨量観測所です。訪問した時は、周辺には住宅の建物が建てられていました。
— 山田アメダス —山田(やまだ)[沿岸北部 | 宮古地域]
下閉伊郡山田町織笠第11地割(しもへいぐん やまだまち おりかさ だいじゅういちちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県西部の海沿いの町です。高台に観測所があります(海抜24m)。フェンス内の露場は草地になっています。東側に樹木が茂っており、見晴らしが利くのは南方向だけです。ここが、本州最東端のアメダス観測所になります(ここより東は、宮古特別地域気象観測所のみ)。
— 湯田アメダス —湯田(ゆだ)[内陸 | 花北地域]
和賀郡西和賀町上野々39地割(わがぐん にしわがまち うえのの さんじゅうきゅうちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
町の南側、旧・湯田町(ゆだまち)だった地区になります。湯田ダムの造る錦秋湖の畔です。沢内の観測所と同じく、温度計が3.5mの高さに設置されています。周辺は農地や住宅地ですが、驚いたことに「観測所前」というバス停がありました。
— 遠野アメダス —遠野(とおの)[内陸 | 遠野地域]
遠野市松崎町白岩24地割(とおのし まつざきちょう しらいわ にじゅうよんちわり)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
遠野市は、一つの市だけで遠野地域を形成しています。観測所は市の中心部に近い所にあります。周辺には住宅もありますが、農地が広がっていて見通しは良くなっています。2012年に観測所が移設されてきました。
— 新町アメダス —新町(しんちょう)[沿岸南部 | 釜石地域]
上閉伊郡大槌町新町(かみへいぐん おおつちちょう しんちょう)
観測要素:降水量,風向・風速,気温
町の海岸沿いに近い地区に設けられた臨時観測所です。次に紹介する小槌から、2014年5月29日に移設されてきました。機材はそのまま持って来たのでしょうか、取り付けられている看板が「小槌地域気象観測所」のままでした。
— 小槌アメダス —小鎚(こづち)[旧]
上閉伊郡大槌町小鎚第22地割(かみへいぐん おおつちちょう こづち だいにじゅうにちわり)
初めは、小槌川と呼ばれる川を少し遡った地区に臨時観測所が設置されていました(2011年6月14日に観測開始)。周辺に住宅や工場などが少々建て込んでいるので、その辺りが問題視されたのかもしれません。
— 金ヶ崎アメダス —金ヶ崎(かねがさき)[内陸 | 奥州金ケ崎地域]
胆沢郡金ケ崎町西根千貫石(いさわぐん かねがさきちょう にしね せんがいし)
観測要素:降水量
県南西部の町です。北上川沿いの中心部からはかなり離れた地区で、周辺は農地や山林が広がっています。2005年に観測開始した雨量観測所です。訪問した時は、周りの草がかなり伸びていました。
— 北上アメダス —北上(きたかみ)[内陸 | 花北地域]
北上市芳町(きたかみし よしちょう)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
県南西部の北上市の中心市街地と言って良いと思います。露場は背の高いフェンスに囲まれています。空間は確保されていますが、周辺は住宅などの建物が建ち並んでいます。
— 米里アメダス —米里(よねさと)[内陸 | 奥州金ケ崎地域]
奥州市江刺区米里字荒田表(おうしゅうし えさしく よねさと あざ あらたおもて)
観測要素:降水量
県南部の面積の広い市で、旧・江刺市の市街地から東の方へ入って行った地区です。古くは米里村だったそうです。2011年に機器が更新されている模様です。
— 釜石アメダス —釜石(かまいし)[沿岸南部 | 釜石地域]
釜石市港町(かまいしし みなとまち)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県南東部の市の港に近い所に観測所があります。周辺には、プレハブの建物や自動販売機が見られました。2011年4月からの約一年間、違う場所での仮設運用がされていたようです。
— 若柳アメダス —若柳(わかやなぎ)[内陸 | 奥州金ケ崎地域]
奥州市胆沢区若柳字下松原(おうしゅうし いさわく わかやなぎ あざ しもまつばら)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
市西部の地区で、「胆沢扇状地」と呼ばれる開けた地形が続いています。基本的には広々とした平野なのですが、西側、南側に建物があり、その他の方向が農地で見通しが良くなっています。
— 江刺アメダス —江刺(えさし)[内陸 | 奥州金ケ崎地域]
奥州市江刺区愛宕字八日市(おうしゅうし えさしく おだき あざ ようかいち)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県南部の広い市です。旧・江刺市の中心街に近い地区に観測所があります。鎖で囲まれた露場は草地となっています。周辺は建物や住宅街も見られますが農地が多く、見通しの良い環境です。
— 住田アメダス —住田(すみた)[沿岸南部 | 大船渡地域]
気仙郡住田町世田米字川向(けせんぐん すみたちょう せたまい あざ かわむかい)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
県南東部の内陸の町です。町役場を抱える中心部に観測所があります。フェンス内の露場は草が敷かれています。建物や樹木はあまり見られませんが、周辺はアスファルト舗装の駐車場となっています。
— 祭畤アメダス —祭畤(まつるべ)[内陸 | 両磐地域]
一関市厳美町字祭畤(いちのせきし げんびちょう あざ まつるべ)
観測要素:降水量,積雪深
県の一番南の市で、その西部の山間の地区になります。雨量と積雪を観測しています。雨量計の嵩上げは、それほど高くありません。積雪計は光電式のものが採用されています。道路のすぐ脇なので、除雪の際に雪を投げ込まないようにお願いします。
— 衣川アメダス —衣川(ころもがわ)[内陸 | 奥州金ケ崎地域]
奥州市衣川区懸田(おうしゅうし ころもがわく かけだ)
観測要素:降水量
旧・胆沢郡衣川村(ころもがわむら)に当たるところで、農地が広がる地区に観測所があります。奥州市は面積が広く、同一市内に4つの観測所がある珍しい例となっています。
— 大東アメダス(岩手) —大東(だいとう)[内陸 | 両磐地域]
一関市大東町猿沢字上ノ洞(いちのせきし だいとうちょう さるさわ あざ うわのほら)
観測要素:降水量
市東部の山間の地区です。観測所の周辺は草木がかなり茂っています。2005年に観測開始した雨量観測所です。装置の収容箱と思われるものが二つ装備されています。
— 陸前高田アメダス —陸前高田(りくぜんたかた)[沿岸南部 | 大船渡地域]
陸前高田市高田町字鳴石(りくぜんたかたし たかたちょう あざ なるいし)
観測要素:降水量,風向・風速,気温
県南東部の海沿いの市です。高台の地区に設けられた臨時観測所で、2011年6月24日に観測開始されました。太陽光発電のパネルを装備、日照計はありません。
— 一関アメダス —一関(いちのせき)[内陸 | 両磐地域]
一関市竹山町(いちのせきし たけやまちょう)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間,積雪深
一関市の中心市街地に観測所があります。周辺は建物が多くあります。御馴染みの外観のデータ変換装置収容箱に併せて、「地域気象情報表示記録装置」と銘板の付いた小振りの箱が装備されています。
岩手県の天気予報では、内陸の代表点として盛岡・二戸と併せて一関の気温予報が発表されています。
— 千厩アメダス —千厩(せんまや)[内陸 | 両磐地域]
一関市千厩町千厩字北方(いちのせきし せんまやちょう せんまや あざ きたかた)
観測要素:降水量,風向・風速,気温,日照時間
市東部の地区です。周辺より高くなっている土地で、南方向の見通しが良いところです。一関市は、奥州市と同じく、同一市内に4箇所の観測所が設けられている事例となっています。

《特別地域気象観測所》

— 宮古特別地域気象観測所 —宮古(みやこ)[沿岸北部 | 宮古地域]
宮古市鍬ヶ崎下町(みやこし くわがさきしもまち)
ラジオ気象通報で読み上げられる観測所の一つです。高台の地区に設備があり、港が良く見えます。建物屋上の塔に風向風速計と回転式の日照計が確認できました。レドーム付きのウィンドプロファイラ観測設備もあります。露場が半円形になっています。
— 大船渡特別地域気象観測所 —大船渡(おおふなと)[沿岸南部 | 大船渡地域]
大船渡市大船渡町字赤沢(おおふなとし おおふなとちょう あざ あかさわ)
大船渡の中心市街地の一角と言って良いと思います。山に登って行く斜面の途中、という立地で、東側に向かって土地が低くなっています。風向風速計は建物屋上の塔の上、回転式日照計は塔の根元の所です。

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